リスティング広告の成果を高めるためには、広告文だけでなく「広告表示オプション(アセット)」の活用が重要です。その中でも特に活用頻度が高く、広告効果の改善に大きく貢献するのが「サイトリンクアセット」です。
サイトリンクアセットを設定すると、広告の下に複数のリンクを表示することができ、ユーザーを特定のページへ直接誘導できるようになります。結果として広告のクリック率(CTR)が向上し、コンバージョン率の改善にもつながる可能性があります。
しかし実際には、「サイトリンクアセットの設定方法が分からない」「どのページをリンクすればよいのか迷う」といったケースも少なくありません。
そこで本記事では、サイトリンクアセットの基本から設定方法、さらに効果的な活用方法までを詳しく解説します。
サイトリンクアセットとは
サイトリンクアセットの概要
サイトリンクアセットとは、リスティング広告に追加リンクを表示できる広告表示オプションの一種です。広告文の下に複数のリンクを表示することで、ユーザーが興味を持ったページへ直接アクセスできるようになります。
通常の広告では、クリックするとトップページや特定のランディングページへ遷移します。しかしサイトリンクアセットを設定することで、「料金ページ」「サービス紹介」「導入事例」「お問い合わせ」など、複数のページへ誘導できるようになります。
ユーザーにとっては必要な情報へ素早くアクセスできるメリットがあり、広告主にとってもコンバージョンにつながる導線を増やすことができるでしょう。
サイトリンクアセットの役割
サイトリンクアセットの主な役割は、広告の情報量を増やし、ユーザーの選択肢を広げることです。
広告文だけでは伝えられる情報には限りがあります。しかしサイトリンクアセットを利用することで、ユーザーが知りたい情報に合わせて複数のリンクを提示できます。
例えば、以下のようなリンクを表示できます。
- 料金プラン
- サービス詳細
- 導入事例
- 無料相談
ユーザーが求める情報に直接アクセスできるため、広告クリック後の離脱を防ぐ効果も期待できます。
サイトリンクアセットが広告効果に与える影響
サイトリンクアセットを設定すると、広告の表示面積が広くなります。検索結果ページの中で広告が目立つようになり、ユーザーの視線を集めやすくなるでしょう。
また、Google広告では広告ランクを決定する要素の一つとして広告表示オプションの有用性が考慮されるといわれています。適切に設定されたサイトリンクアセットは、広告の掲載順位にも良い影響を与える可能性があります。
このように、サイトリンクアセットはクリック率の向上だけでなく、広告パフォーマンス全体の改善につながる重要な要素といえるでしょう。
サイトリンクアセットの表示イメージ
検索広告における表示例
サイトリンクアセットは、検索広告の下に複数のリンクとして表示されます。通常の広告文の下に、追加リンクが横並びまたは縦並びで表示されるのが特徴です。
例えば以下のような形式で表示されます。
広告タイトル
説明文
料金プラン|導入事例|無料相談|サービス詳細
ユーザーは広告タイトルをクリックするだけでなく、必要なリンクを直接選択できます。

PC表示とスマートフォン表示の違い
サイトリンクアセットの表示方法は、デバイスによって異なる場合があります。
PCでは複数のリンクが横並びで表示されることが多く、スマートフォンでは縦に並ぶケースが一般的です。また、表示されるサイトリンクの数は広告ランクや広告スペースによって変わることがあります。
そのため、複数のサイトリンクを登録しておくことが重要です。
サイトリンクアセットの文字数制限
Google広告の文字数
Google広告のサイトリンクアセットには文字数制限があります。
主な文字数制限は以下の通りです。
サイトリンクテキスト
全角12文字以内(半角25文字以内)
説明文
全角17文字以内(半角35文字以内)
文字数を超えると設定時にエラーがでて保存できないため、規定の文字数を把握したうえで簡潔で分かりやすいテキストを設定する必要があります。
参考
Google Ads Help
https://support.google.com/google-ads/answer/2375416
Yahoo広告の文字数
Yahoo広告では「クイックリンクアセット」と呼ばれる機能がサイトリンクに該当します。
文字数制限はGoogleと同じであるため、例えばGoogleで効果的だった訴求やリンクを横展開するなどの方法で、クリック率を高めることが期待できるでしょう。
参考
Yahoo広告ヘルプ
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/search/articledetail?lan=ja&aid=000022848
サイトリンクアセットの設定方法
Google広告での設定方法
STEP1 キャンペーンまたは広告グループを選択
Google広告の管理画面にログインし、サイトリンクを設定したいキャンペーンまたは広告グループを選択します。
サイトリンクは
- アカウント単位
- キャンペーン単位
- 広告グループ単位
で設定できます。
STEP2 アセット設定画面を開く
管理画面のメニューから「広告とアセット」をクリックし、「アセット」タブを開きます。
その後、「+」ボタンをクリックして「サイトリンク」を選択します。
STEP3 サイトリンクテキストを設定
サイトリンクとして表示するテキストを入力します。
例
料金プラン
サービス詳細
導入事例
無料相談
短く分かりやすいテキストを設定することが重要です。
STEP4 リンク先URLを設定
サイトリンクのリンク先となるURLを設定します。
例
料金ページ
https://example.com/price
導入事例
https://example.com/case
ユーザーの検索意図に合ったページへ誘導することが重要です。
STEP5 説明文を設定
説明文を設定すると、サイトリンクの情報量が増えます。
例
初期費用0円で導入可能
実際の導入事例を紹介
説明文は任意ですが、可能な限り設定することをおすすめします。
サイトリンクアセットの活用方法
ユーザーが知りたいページへ誘導する
サイトリンクアセットでは、ユーザーが知りたい情報へ直接誘導することが重要です。
例えば以下のページがよく使われます。
- 料金ページ
- サービス詳細
- 導入事例
- お問い合わせ
特に料金ページや事例ページはクリック率が高くなる傾向があります。
検索意図に合わせてリンクを設計する
ユーザーがどのような目的で検索しているのかを考え、それに合わせたリンクを設計することが重要です。
例えば
SEO対策会社
→ 導入事例
→ 料金プラン
など、検索意図に合わせた導線を作ることで広告効果が高まります。
コンバージョン導線を増やす
サイトリンクアセットは、コンバージョン導線を増やす効果があります。
広告タイトルをクリックしなくても、ユーザーが興味のあるページへ直接遷移できるため、問い合わせや購入につながる可能性が高くなります。
サイトリンクアセット作成のポイント
短く分かりやすいテキストを設定する
サイトリンクのテキストは短く分かりやすくすることが重要です。そもそもの文字数が決まっているため、伝えたいことを端的にまとめる必要があります。
より魅力的なサービスの強みや訴求を、ユーザーが一目で内容を理解できるようにすることでクリック率が向上します。
広告文と異なる情報を設定する
広告文と同じ内容を繰り返すのではなく、補足情報として機能するリンクを設定することが重要です。
ポイントとして広告文と役割を分けることで情報の重複を防げます。
複数パターンを設定して効果検証する
サイトリンクは複数設定することができます。
複数パターンを登録しておくことで、表示される可能性が高まり、広告効果の改善につながります。
まとめ
サイトリンクアセットは、リスティング広告の情報量を増やし、ユーザーを目的のページへ直接誘導できる重要な広告表示オプションです。
適切に設定することで
- クリック率の向上
- コンバージョン率の改善
- 広告の視認性向上
などの効果が期待できます。
リスティング広告の成果を高めるためにも、サイトリンクアセットを積極的に活用していきましょう。

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